「毎日歯を磨いているのに、なぜか虫歯になる…」そんなお悩みをお持ちではありませんか? 虫歯予防の基本は、毎日の歯磨き。しかし、ただ磨けば良いというものではありません。今回は、歯科医が虫歯ゼロを目指すための正しい歯磨きのコツを伝授します!
1. 歯ブラシ選びの重要ポイント
歯磨きの効果を最大限に引き出すためには、歯ブラシ選びが非常に重要です。以下のポイントを参考に、自分に合った歯ブラシを選びましょう。
- 毛先の硬さ: 柔らかめ~普通の硬さの歯ブラシを選びましょう。硬すぎる歯ブラシは、歯や歯ぐきを傷つける原因になります。
- ヘッドの大きさ: 奥歯までしっかり磨けるように、小さめのヘッドを選びましょう。
- 毛先の形状: 平らなもの、山型カット、段差植毛など、様々な形状があります。ご自身の歯並びや磨き癖に合わせて選びましょう。迷ったら歯科衛生士に相談するのがおすすめです。
- 持ちやすさ: 持ちやすく、滑りにくいグリップを選びましょう。
2. 歯磨き粉の選び方:フッ素入りがマスト!
歯磨き粉に含まれるフッ素は、歯の再石灰化を促進し、虫歯予防に効果的です。以下の点に注意して、フッ素入りの歯磨き粉を選びましょう。
- フッ素濃度: 1450ppm(成人の場合)を目安に選びましょう。
- 研磨剤: 研磨剤が多く含まれている歯磨き粉は、歯を削ってしまう可能性があります。低研磨性のものを選びましょう。
- その他成分: 虫歯予防効果を高めるキシリトールや、歯周病予防効果のある成分が含まれているものもおすすめです。
3. 歯磨きの基本:正しい磨き方をマスターしよう!
どんなに良い歯ブラシや歯磨き粉を使っても、磨き方が間違っていると効果は半減してしまいます。以下の手順で、正しい歯磨きを実践しましょう。
- 歯ブラシの持ち方: 鉛筆を持つように軽く握りましょう。力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。
- 磨く順番: 磨き残しを防ぐために、磨く順番を決めましょう。例えば、右奥歯の表側→右奥歯の裏側→…というように、順番に磨いていくと効果的です。
- 歯ブラシの動かし方: 小刻みに、優しく歯ブラシを動かしましょう。歯と歯ぐきの境目を意識して、丁寧に磨きましょう。
- 磨く時間: 最低でも2分以上、時間をかけて磨きましょう。タイマーを使うと、時間を意識できます。
- 仕上げ: 歯ブラシだけでは落としきれない歯間の汚れは、歯間ブラシやデンタルフロスを使って取り除きましょう。
4. 磨き残しが多い場所:特に意識して磨こう!
以下の場所は、特に磨き残しが多い場所です。意識して丁寧に磨きましょう。
- 奥歯の裏側
- 歯と歯の境目
- 歯並びが悪い箇所
- 歯ぐきの境目
5. プラスワンのケア:虫歯予防効果を高めるために
毎日の歯磨きに加えて、以下のケアを取り入れると、虫歯予防効果がさらに高まります。
- 洗口液(マウスウォッシュ): 歯磨き後に洗口液を使用することで、口腔細菌 の繁殖を抑え、虫歯や歯周病を予防できます。
- キシリトールガム: 食後にキシリトールガムを噛むことで、唾液の分泌を促進し、虫歯予防効果を高めます。
- 歯科医院での定期検診: 3ヶ月~半年に一度、歯科医院で定期検診を受け、専門的 なクリーニングを受けることが大切です。
6. 歯科医からのアドバイス
「歯磨きは、毎日の積み重ねが大切です。正しい方法で丁寧に磨き、虫歯ゼロの健康な歯を目指しましょう! 歯磨きの方法について不安な点があれば、お気軽に当院にご相談ください。」
当院では、患者様一人ひとりに合わせた歯磨き指導を行っています。お気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからどうぞ。
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